2009年8月15日土曜日

恐ろしい話

先週あたりに聞いた話ですが、去年、某国のボランティアが自転車に乗っていて交通事故にあい、瀕死の状態で金品はもちろん、荷物全部を盗まれ、まだ息があるうちに病院に運ばれたものの、なんの処置もされずに放置されてお亡くなりになったそうです。

その事故現場は私のホテルから車で5分くらいのところで、毎日研修所に通うときに通る幹線道路です。

状況は無理な追い越しをした車と対向車線を走っていた自転車との正面衝突とのこと。
追い越しをかけた車は相当のスピードを出していたでしょうから、自転車に乗っていた人がぶつかって吹っ飛ばされるのは容易に想像が付きます。そのボランティアの女性は顔から地面に激突していたそうです。

怖いのは持物を全部盗まれたうえ、息があるにも関わらず放置されていたことです。しかも去年の話。。

タンザニアって、やっぱり怖いです。

緊急医療輸送の飛行機を飛ばしてくれるNGOがドドマにあるのですが、もし病院に運ばれずにそちらに通報されていたら、ボランティアの方は大けがはしても命を落とすことはなかったかもしれません。

国際援助協力の仕事をしていて、どうやったら途上国の人に私たちの意思を理解してもらえるのか、と悩みます。ボランティアの人たちが国際交流とか慈善、奉仕といった善意を持って赴任していても、自国で使えない人だから送られてきているとか、お金が余っていて暇だから来ているとか、そういう風に受け取られていることは、なんだか悲しいことです。

私の場合は、すでにボランティアではなく仕事として来ているので、確かにお金も持っていて、毎日自転車や徒歩で通勤するわけではなくほとんど車を使用しての移動です。だから安全というわけでもないですが、たぶん、ボランティアの人たちよりはかなり安全です。善意を持ってきているというよりも、仕事をしに来ているという気持なので、こちらの人に親切にしてもらえないことに不満を持つとかそういうことはなく、異人として違った目で見られるのはしょうがないと思っています。

でもやっぱりボランティアの人たちがそういう危険な状況に常に置かれていて、タンザニアの人たちにはまだまだ野蛮な人たちが多いということを実感します。
白人のほうが、実はよっぽど危ないというか、アフリカの人たちからはうらみがましい目で見られているのかもしれませんね。

命の大切さとか、外国人が置かれた状況というのをもう少し理解してもらえないものか、と思っても、ここではきっとまだまだ無理なのだろうなと考えています。

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